MESSAGE

メッセージ

現在、健康を改善し病気を予防するサービスに対するニーズは大きく、新しい技術がどんどん開発されています。一方で、健康を守る医療制度は90%近くが社会保険料と税という「みんなのお金」で運営されています。
 「みんなのお金」をどのように使って、人々の「健康」をまもっていけばよいのでしょうか?健康や医療に関するお金など資源の使い方を研究する経済学を「医療経済学」と呼びます。その中で、医療技術を経済学の視点から分析する分野を「医療の経済評価」や「費用対効果評価」と呼びます。
分析結果は、政策に反映されることも少なくありません。分析だけではなく、分析結果の幅広い評価、それに続く政策的な意思決定、これら全体を「医療技術評価(Health Technology Assessment: HTA)」と呼びます。
 HTAを学ぶためには医学分野だけではなく、経済学やそのほかの社会科学を幅広く学ぶ必要があります。本コースでは、健康マネジメント研究科を中心に、慶應義塾全体の教育資源を十分に活用し、社会の中での医療という視点を持ち、これからの医療を支えることのできる人材の教育を行います。

慶應義塾大学 健康マネジメント研究科/経営管理研究科
後藤 励

あらゆる人々がいきいきと人生を送ることのできるウェルビーイング社会を実現するためには、健康の社会的決定要因に目を向け、「Health Equity in All Policies, Systems, and Programmes(すべての政策、システム、プログラムにおける公平な健康)」を目指すことが必要であり、そのもっとも重要な視点のひとつが、資源(リソース)の適切な配分といえるでしょう。
2020年4月、そのための手法である「医療経済評価」を学ぶことのできる日本初の本格的な大学院コースを開設します。このコースは、本分野を代表するオールジャパンの教員体制により開講され、基礎から応用まで、科学的かつ実践的に学ぶことが可能です。
これらからの時代を担う健康、医療、看護、介護の専門家を志す皆さんが、本コースを契機に、公衆衛生学、医学、統計学から、経済学、経営管理学、政策科学、さらには、倫理学、哲学、法学まで、より大きな学びを得て、社会の課題解決に活躍することを期待しています。

慶應義塾大学 健康マネジメント研究科/医学研究科
武林 亨

MISSION

ミッション

持続可能な保健・医療制度を支えるために、
費用対効果評価を中心とした医療経済分析を、様々な視点を持って行うことが出来る人材を育成する。

REQUIRED

求める人材

  1. ヘルスケア(保健・医療・介護)の制度について医療経済学の視点からの分析に興味を持っている方。
  2. ヘルスケア全般の医療経済評価に興味を持っている方。
  3. アカデミア、企業、行政それぞれの立場で医薬品・医療機器の費用対効果評価に関わっている方。また、今後関わっていきたいと考えている方。