医療経済評価
人材育成プログラムについて
医療経済評価人材育成プログラムについて
医療経済評価人材育成プログラムは、2019年に「医薬品及び医療機器等の費用対効果評価のための人材育成プログラム開発事業」を国立保健医療科学院より受託して設立されました。当該受託事業は2023年度末に終了し、2024年度より「医薬品、医療機器及び再生医療等製品の費用対効果評価のための人材育成事業」を新たに受託し、本事業をもとにプログラムを運営しています。
このプログラムにおけるカリキュラムを「医療経済評価コース」と言います。
ミッション
持続可能な保健・医療制度を支えるために、費用対効果評価を中心とした医療経済分析を、
様々な視点を持って行うことができる人材を育成する。
求める人材
- ヘルスケア(保健・医療・介護)の制度について医療経済学の視点からの分析に興味を持っている方。
- ヘルスケア全般の医療経済評価に興味を持っている方。
- アカデミア、企業、行政それぞれの立場で医薬品・医療機器の費用対効果評価に関わっている方。
また、今後関わっていきたいと考えている方。
メッセージ
プログラムの特徴
- コース修了で修了証取得
- 医療経済評価コースでは、必修科目(11科目)20単位を修得したコース修了者に修了証を発行します。なお、医療経済評価コースのモデルカリキュラムは1年半です。
- 都心で医学も経済学も効率的に学ぶ
- 医療経済評価の知識を学ぶには、医学(疫学、生物統計学など)や経済学(医療経済学など)を幅広く学ぶ必要があります。医療経済評価コースでは、慶應義塾大学の複数のキャンパスに所属する教員が信濃町に集結し、受講生のみなさんに多彩な科目を提供します。
- 教育に加えて研究と実務の経験も得られる
- 医療経済評価は実際の分析をやってみないとわからないことがたくさんあります。そして、分析理論や方法も新しくなっています。医療経済評価人材育成プログラムでは、知識だけでなく、実際の分析を通した経験と、今後の医療経済評価を発展させていく研究環境も提供します。
- 充実した学生サポートとキャリア支援
- 医療経済評価人材育成プログラムでは、学習・研究スペースの確保、医療経済評価に必要な分析ソフトの貸与など、受講生に対するサポート体制を整えています。また、国立保健医療科学院や他大学との連携により、講師の招聘などを通じて、医療経済評価コース修了後のキャリア支援を行います。
医療経済評価コースについて
医療経済評価コースは、医療経済評価を専門とする人材育成を目的に設置しているカリキュラムです。
コース修了の条件は、疫学・統計学に関する科目群(4科目8単位)と医療経済評価に関する科目群(7科目12単位)から構成される必修科目(11科目)20単位を修得することとしています。
11科目20単位の修得完了までの期間は、受講開始より4年以内を推奨しており、モデルカリキュラムでは、1年目春学期より受講開始し、これらの単位を1年半で修得できるように設定しています。
ただし、疫学・統計学に関する科目群については、他大学大学院等で修得した単位を認定する場合もあるため(※該当者は要申請)、実際の修了までの期間は一律ではありません。
医療経済評価コース | 科目群 | 科目名 | 取得単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 取得推奨 | |||
● | 疫学・統計学に関する科目群 | 基礎疫学 | 2 | |
● | 基礎生物統計学Ⅰ | 2 | ||
● | 基礎生物統計学Ⅱ | 2 | ||
● | 応用生物統計学 | 2 | ||
● | 医療経済評価に関する科目群 | 医薬経済学 | 2 | |
● | 医療経済学Ⅱ※ | 2 | ||
● | ヘルスエコノミクス※ | 2 | ||
● | 医療制度とレギュラトリーサイエンス | 2 | ||
● | QOLと費用の評価 | 2 | ||
● | 医療経済評価特論 | 1 | ||
● | 費用対効果評価演習 | 2 | ||
● | 経済評価モデル分析演習 | 1 | ||
● | 応用経済評価モデル分析演習 | 1 |
※「医療経済学Ⅱ」と「ヘルスエコノミクス」は、いずれか1科目の履修を必須とします。